第1問 ら抜き言葉


ら抜き言葉

問題

次の文の[ ]中の部分が、誤った言い方であるのはどれでしょう?

  1. 今日、私の家に[来れる]?
  2. もっと早く[走れる]と思ったのになあ。
  3. レバーが[食べれ]ません。
  4. あなたはこの漢字、[読める]?
  5. ここから海岸に[降りれ]ますか?
  6. この通路、狭いけど[通れる]?

(日本語検定公式模擬・練習問題集より 改題)

解説

「降りれる」「来れる」「食べれる」は、日本語の乱れのひとつとして取り上げられることの多い、いわゆる「ら抜き言葉」です。「~できる」という可能の意味をもつ形にするときに「られる」をつけるべきところ、「ら」を省いて「れる」のみをつけてしまっているんですね。

「降りる」「来る」「食べる」の可能の意味をもつ形は、正しくは、それぞれ「降りられる」「来られる」「食べられる」です。

一方、「走れる」「読める」「通れる」には、「ら」は入っていませんが、これらは正しい言い方であるとされています。

さて、では、「られる」をつけるべき動詞と、そうではない動詞の区別をどうすればいいでしょうか?じつは、とても簡単なチェック方法があるんです^^

それぞれの動詞に「ない」をつけて、「~しない」という意味の形にしてみてください。

「られる」をつけなくてもいい動詞「走る」「読む」「通る」は、「走らない」「読まない」「通らない」となります。いずれも「ない」のすぐ上の音がア段の音、すなわち、「ら」、「ま」、「ら」になっていますね。

一方「られる」をつけるべきとされている動詞「降りる」「来る」「食べる」はどうでしょうか。これらに「ない」をつけると、「降りない」「来ない」「食べない」となります。さて、「ない」の上の音は、どうなっているでしょう。それぞれ「り」「こ」「べ」。イ段、オ段、エ段の音です。ア段以外の音ですね。

もうおわかりでしょうか?「られる」をつけるべきかどうかのチェック方法、ここは単純に「ない」をつけてみて、「ない」の上の音がア段以外になる動詞には「られる」をつけると憶えてしまってください。

例外は「する」という動詞だけ。

「する」に「ない」をつけてみると、「しない」となりますね。「ない」のすぐ上は「し」すなわちイ段の音。ということは、さっきの法則にしたがうと、「する」には「られる」をつけるべきということになりますが、ためしに「られる」をつけてみると・・・

「すられる」?

「せられる」?

こんな言い方はありませんよね^^;

「する」の可能の意味をあらわす形は「できる」です。これだけが例外で、「ない」の上がア段以外になる動詞には「られる」をつけると憶えてしまってください。日常会話や日本語検定対策のためであれば、この原則を押さえておけばOKです。

あれ?どっちかな?と迷ったときには「ない」をつけてチェックしてみてくださいね。

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正解

1,3,5

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