第46問 「世間ずれ」の意味と使い方


「世間ずれ」の意味と使い方

問題

「世間ずれ」の使い方が適切なのはどちらでしょう?

  1. 芸能界で苦労したというのに、あれだけ世間ずれしていない人もめずらしい。
  2. 芸能界でちやほやされてきたせいか、彼女の感覚には世間ずれしたところがある。

解説

「世間ずれ」の「ずれ」は「擦れ」と書きます。

「擦れる(すれる)」には、「こすれる」という意味のほかに、「世間なれして純真さがなくなる」という意味もあり、「世間擦れ」とすると「社会でもまれた結果、世渡りの知恵にたけていること」という意味になります。

多く「ずるがしこさ」「ぬけめのなさ」「わるがしこさ」が身についたことを指し、「都会の波にもまれて世間ずれする」「彼は苦労人なのに世間ずれしていない」などと用います。

2は、ちやほやされてきたせいで、感覚が世間一般の基準からはずれている、すなわち「ズレている」と言っているのですが、そういう状態のことを「世間ずれする」とは言いません。

よく、いわゆる一般常識が通用しない人のことを指して、

「あの人はおぼっちゃんだから、感覚が世間とは少しズレてる」

「ネットばかりやっているから、感覚が世間からズレてくるんだ」

などと言うことがありますよね。

おそらく、そういう時の「世間からずれる」と、もともとあった「世間ずれ」という言葉、これらをごっちゃにしてしまった結果、「世間からずれる」ことを指して「世間ずれ」と言う人があらわれたのではないでしょうか(私見です)。

しかし「世間ずれ」の「ずれ」は「擦れる」ことで、「ズレる」ことではありません。ということで、「世間ずれ」を正しく使っているのは、

1「芸能界で苦労したというのに、あれだけ世間ずれしていない人もめずらしい」

でした。

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正解

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