第60問 「如才ない」の意味と使い方


「如才ない」の意味と使い方

問題

「如才ない」を正しく使っているのはどちらでしょう?

  1. 如才ない彼女のことだから、新しい店もきっと繁盛するだろう。
  2. 如才ない彼女のことだから、またお客さんを怒らせたに違いない。

解説

「如才(じょさい)」とは、「気を使わないために生じた手落ちがあること」という意味を持つ言葉です。

「如才ない」は、「如才」が「ない(無い)」ということで、「気がきいていて抜かりがない」という意味です。「如才なく受け答えをする」「如才なくその場をとりつくろう」などと用います。

「気がきいていて抜かりがない」のですから、開いた店が繁盛することはあっても、お客さんを怒らせてしまうことはそうそうないでしょうね。ということで、「如才ない」が正しく用いられているのは1ということになります。

2のような状況を、ちょっと強引ではありますが似た言葉で表現するならば、「商才がない」でしょうか。

「才」という言葉には何らかの価値がありそうですので、それが「ない」という言葉と組み合わさったときにはネガティブな意味を持つのではないかと考えがちです。

しかし、「如才ない」は「気がきいている」「抜かりがない」という、ポジティブな意味を持つ言葉であるとご記憶ください。

「如才ない」と似た意味の言葉に「そつがない」がありますが、こちらには「無駄がない」と意味が付加されており、機械的な応対をして相手を不快にさせる接客を形容する際にも用いることができそうです。

また、「抜け目がない」にも「やることに抜けたところがない」という意味がありますが、「ずるい」「小賢しい」というニュアンスを伴いますので、人をほめる時には使わない方がいいかと思います。

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正解

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