第63問 「天地無用」の意味と使い方


「天地無用」の意味と使い方

問題

「天地無用」の使い方として適切なのはどちらでしょう?

  1. 配達の人が箱を逆さまにしないよう、「天地無用」と書いておこう
  2. 箱に「天地無用」と書いてあるから、どう持ってもいいんだろう

解説

「天地」は、複数の意味で用いられます。文字通り「天と地」という意味で使われたり、「ここが自由の新天地だ」というように「世界」の意味で使われたりする言葉ですが、「荷物などの上と下」という意味でも用いられます。

お題の「天地無用(てんちむよう)」の「天地」は、最後の「荷物などの上と下」という意味です。

次に「無用」ですが、この言葉にもさまざまな意味があり、それが「天地無用」という言葉の意味を取り違える原因となっています。

「無用の長物」というときの「無用」は「役にたたない、使い道がない」という意味ですし、「無用の者の立ち入りを禁ず」というときの「無用」は「用事がない」という意味です。

また、「心配無用」「問答無用」 というときの「無用」は、「いらない、不要」という意味、「落書き無用」というときの「無用」は「してはいけない、禁止」という意味です。

ざっと4つの意味があるんですね。

さて、この中で「天地無用」の「無用」はどの意味かといいますと、これは最後の「してはいけない、禁止」です。

「天地無用」とは、運送する荷物などの外側に書き記す言葉で、「破損の恐れがあるため上と下を逆にしてはいけない」という意味なのです。

ここでの「無用」を「心配無用」「気遣い無用」の「無用」と同じ意味ととらえて、「上下を気にしなくていい」と解すると、悲惨な結果を招く恐れがありますので、くれぐれもご注意ください。

ということで、「天地無用」の使い方として適切なのは、1「配達の人が箱を逆さまにしないよう、『天地無用』と書いておこう」でした。

スポンサードリンク

正解

1

このページの先頭へ

ブログパーツ