第42問 「蒟蒻」「膾」「羹」「葡萄牙」「外郎」の意味と読み方


「蒟蒻」「膾」「羹」「葡萄牙」「外郎」の意味と読み方

問題

次の5つの言葉のなかには、ひとつだけ他の言葉と属性の異なる言葉が混ざっています。さて、仲間はずれはどれでしょう?

  1. 蒟蒻
  2. 葡萄牙
  3. 外郎

解説

1「蒟蒻」は、おでん、田楽、白和えなどに欠かせない食品です。「蒟蒻畑」という商品名でもおなじみですね。「こんにゃく」と読みます。「菎蒻」とも書きます。

2「膾」は、魚・貝や野菜などを刻んで生のまま調味酢であえた料理です。「なます」と読みます。

「膾」を使った言葉には「膾炙(かいしゃ)」があります。「世の人々の評判になって知れ渡ること」という意味の言葉で、膾と炙(あぶった肉の意)は、いずれも味がよく多くの人に喜ばれることから来ています。

3「羹」は、熱い吸い物のことで、「あつもの」と読みます。「かん」とも読みますが、その場合、お正月のお雑煮のことをも指します。また、和菓子の「ようかん」の「かん」は、この字です(「羊羹」と書きます)。

ちなみに、「膾」と「羹」は、ともに同じことわざに使われてるのをご存じでしょうか。「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」。熱い吸い物を飲んでやけどをしたのにこりて、冷たいなますも吹いてさますように、失敗にこりて必要以上の用心をすることを言うことわざです。

4「葡萄牙」は「葡萄」だけですと「ぶどう」と読みますが、「牙」をつけると「ぽるとがる」と読みます。ヨーロッパの国名ポルトガルを漢字であてて書いたものです。

5「外郎」は、米の粉に黒砂糖などをまぜて蒸した和菓子です。名古屋、山口、小田原の名物と言えばおわかりでしょうか。「ういろう」と読みます。

ということで、お題の各言葉

1.蒟蒻=こんにゃく

2.膾=なます

3.羹=あつもの(熱い吸い物)

4.葡萄牙=ぽるとがる

5.外郎=ういろう

のなかで、ひとつだけ他の言葉と属性が異なるのは、国名をあらわす「葡萄牙」でした。あとは食べ物をあらわす言葉ですよね。

なお、「葡萄牙」以外にも、他国の名前を漢字であてて書いたものはたくさんあります。

「亜米利加(アメリカ)」「英吉利(イギリス)」「仏蘭西(フランス)」「伊太利亜/伊太利(イタリア)」「露西亜(ロシア)」「西班牙(スペイン)」「独逸(ドイツ)」「比律賓(フィリピン)」「印度(インド)」などなど。

現在でも、「米」「仏」などのように、上記あて字の一文字を取ったものが、国名の略称として使われています。

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正解

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