第15問 「言う」と「聞く」の謙譲語


「言う」と「聞く」の謙譲語

問題

敬語の使い方が適切な文はどれでしょう?

【顧客からの電話を受け、上司の石橋部長から、電話の内容を聞いておくよう言われているということを伝える】

  1. 私が代わってお聞きになっておくよう、部長の石橋が申しておりました。
  2. 私が代わって承っておくよう、部長の石橋が申しておりました。
  3. 私が代わって承っておくよう、石橋部長がおっしゃっていました。

解説

弊サイトに何度か訪れていただいたことのある方なら、ウが不適切であることは一目でおわかりかと存じます(不安な方はコチラ)。

社外の人に対し、社内の人間の行為を上げて表現すること、また、「○○部長」という社内の呼称を用いることは、敬語使用上、あってはならないことでしたよね。

社外の人に対して、部長の「言う」という動作についてのべるときは、下げて、謙譲語「申す」を使うのが適切です。尊敬語「おっしゃる」を使うのは適切ではありません。

さて、次に「私」の「聞く」という行為についてです。顧客に対しては、自分の行為は下げて表現するのが適切ですね。

「聞く」の下げた表現は「承る(うけたまわる)」「伺う(うかがう)」または「聞く」を「お~する」という謙譲の表現にあてはめた「お聞きする」です。

アの「お聞きになる」は「聞く」を「お~になる」という尊敬の表現にあてはめたものです。「私が代わってお聞きになっておくよう」と言うと、顧客に対して自分の行為を上げて表現することになってしまい、怒られてしまいます。

ということで、正解はイ「私が代わって承っておくよう、部長の石橋が申しておりました」でした。

スポンサードリンク

正解

このページの先頭へ

ブログパーツ