第27問 「分かりにくい」は敬語でどう言う?


「分かりにくい」は敬語でどう言う?

問題

「分かりにくいと思うので、案内する」と敬語で言っています。適切なのはどれでしょう。

  1. 道順がお分かりにくいと存じますので、ご案内いたします。
  2. 道順がお分かりになられにくいと存じますので、ご案内いたします。
  3. 道順がお分かりになりにくいと存じますので、ご案内いたします。

解説

「分かりにくい」を尊敬語にすると、どうなるかという問題です。「分かりにくい」は、動詞「分かる」に「するのが難しい」という意味の言葉「~にくい」がついたものです。

「分かる+にくい」で「分かりにくい」すね。このような言葉を尊敬語にする場合、「分かりにくい」をひとまとまりとして敬語にするのではなく、動詞「分かる」のみを尊敬語にし、その上で「~にくい」をつけるのが適切です。

「分かる」の尊敬語は、「分かる」を「お~になる」という尊敬表現の型にあてはめた「お分かりになる」。それに「~にくい」をつけて「お分かりになりにくい」、これが正解です。

1「お分かりにくい」は、単に「分かりにくい」に「お」をつけてしまったもの、2「お分かりになられにくい」は「分かる」を「お~になる」「~れる」という尊敬表現の形にあてはめて「お分かりになられる」と二重敬語にしたうえで、
「~にくい」をつけてしまったもので、ともに誤りです。

ということで、正解は「お分かりになりにくいと存じますので、ご案内いたします。」3でした。

しかし、最近、「お分かりにくい」というような表現を、よく見かけます。おそらく「お分かりになりにくい」が非常に言いにくいことから、言いやすさを追求しているうちに、そのような表現が生まれたのではないでしょうか(私見です)。

ただ、今のところ、「お分かりにくい」は誤用とされています。「動詞+にくい」を尊敬語にする場合は、まず動詞部分だけを尊敬語にして、それから「~にくい」をつけるとご記憶ください。

同じような間違い敬語としては、「お求めやすい」があります。「求める」に「するのが簡単」という意味の「~やすい」をつけた「求めやすい」を尊敬語にしようとしたものですが、正しくは「求める」を尊敬語にした上で「~やすい」をつけた「お求めになりやすい」です。

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正解

3

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