第32問 会社に電話して夫を呼び出してもらう時の敬語の使い方


会社に電話して夫を呼び出してもらう時の敬語の使い方

問題

夫の勤める会社に電話をして、夫を呼び出してもらいます。言葉の使い方が適切なのは、どれでしょう?

  1. 鈴木部長はいらっしゃいますか?
  2. 鈴木はご在席でしょうか?
  3. 鈴木はおりますでしょうか?

解説

外部の人と話しているとき、自分と同じグループに属する人は、自分と同じとみなすのが敬語のルールです。

すなわち、家族である「夫」について、夫の職場の人と話す時は、夫についてのことは、謙譲語を使って言います。

1「鈴木部長はいらっしゃいますか」は、夫である鈴木部長の「いる」を目上の人が「いる」ことを表す尊敬語「いらっしゃる」を使って言っている点で、まず不適切です。

自分や自分の身内が「いる」ことを表す謙譲語は「おる」です。

また、会社の役職名は、「様」「先生」などと同様、名前の下につけると、その人に対する敬意をあらわす働きを持ちますので、役職名「部長」を夫の姓の下につけて「鈴木部長」と言ってしまっているという点でも、適切ではありません。

単に「鈴木」というか、「部長の鈴木」と言うのが適切です。

その点、2「鈴木はご在席でしょうか?」は「鈴木」と言っている点はいいですね。

ただ、「ご在席でしょうか」、これが問題です。

「職場の席にいる」ことを「在席する」というのですが、「ご在席でしょうか」は、「在席する」を「ご~だ」という尊敬語の形にあてはめてしまったものです。

自分の身内について「在席する」を使うなら、謙譲語を使って「在席しておりますか?」もしくは、「在席しておりますでしょうか?」とするのが適切です。

ということで、単に「鈴木」といい、「いる」を「おる」という謙譲語を使って言っている3「鈴木はおりますでしょうか?」が正解です。

家族のいる職場に電話をして、家族を呼び出してもらうのは緊張するものですが、ていねいな言葉使いをしようと思うあまり「いらっしゃいますか?」「ご在席でしょうか?」などと言わないようにご注意ください。

家族が「職場にいる」状態を表すのに適切な敬語は、「おる」「在席している」です。

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正解

3

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