第4問 「聞く」の謙譲語「うかがう」の使い方


「聞く」の謙譲語「うかがう」の使い方

問題

ア~エのうち、最も適切な表現はどれでしょう?

【隣家の人が別荘を建てるということを夫から聞いた私が、隣家の人に対して】

  1. 別荘を建てると夫からうかがいましたが、どちらに?
  2. 別荘をお建てになると夫から聞きましたが、どちらに?
  3. 別荘を建てると夫から聞きましたが、どちらに?
  4. 別荘をお建てになると夫からうかがいましたが、どちらに?

解説

別荘を「建てる」のは隣家の人の行いです。よほど親しくしていて、敬語を使うとかえって変だとお互いに感じられるような場合以外、尊敬の表現を用いたほうがいいでしょう。

よって、ストレートに「建てる」と言っているアとウは適切ではないということがわかります。「お~なる」という尊敬の表現を使ったイ、エの「お建てになる」が適切です。

さて、問題はイ「聞きましたが」かエ「うかがいましたが」、このどちらが適切かということです。

「聞く」のは話し手である私。話の相手は敬意をあらわすべき隣家の人。とするならば、「聞く」の謙譲語である「うかがう」が適切なのでは?とお感じの方もいらっしゃると思いますが、ここで、文中の「夫から」に着目してください。

「夫からうかがう」と言った場合、「私」が「夫」に対して敬意をあらわしていることになってしまいます。

夫は話し手である「私」の身内です。いくら尊敬していても外部の人と話しているときには「私」と同等に扱うのが適切であるとされています。よって、「夫からうかがいましたが」は、不適切。「夫から聞きましたが」が適切です。

「夫から」を入れなければ「うかがいましたが」でも構いません。

また、「隣家の人が別荘を建てる」という情報を「私」に教えてくれたのが、外部の人であるAさんである場合は「Aさんからうかがいましたが」という表現が適切であるということになります。

ということで正解はイ「別荘をお建てになると夫から聞きましたが、どちらに?」でした。

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正解

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