第27問 「目に物見せる」と「目に物言わす」の意味の違い


「目に物見せる」と「目に物言わす」の意味の違い

問題

(  )に入る語句として、正しいのはどちらでしょう?

・さんざんひどい目にあわされてきたが、今日と言う今日は(  )。

  1. 目に物言わせてくれよう
  2. 目に物見せてくれよう

解説

「さんざんひどい目にあわされてきたが、今日と言う今日は」と言っていますので、その後には、お返しにひどい目にあわせてやる、というような意味の言葉が続くと推測されます。

さて、「目に物言わせてくれよう」と、「目に物見せてくれよう」、どちらが入るでしょう?

まず、「目に物言わせる」は辞書には載っていません。あるのは「目に物言わす」です。

「目に物言わす」は、「目つきや目くばせで気持ちを伝える」という意味を持つ慣用句です。「ひどい目にあわせる、思い知らせる」という意味はありません。「目に物言わしておねだりをする」などと用います。

他方、「目に物見せる」には、「ひどい目にあわせる、思い知らせる」という意味があります。「今日という今日は、目に物見せてくれよう」などと用います。

「目に物言わせる」という慣用句はありません。これはおそらく「金に物言わせる」「権力に物言わせる」というフレーズでおなじみの「物言わせる」と「目に物見せる」を混同してしまったものではないかと思われます(私見です)。

もちろん、「目に」+「物言わせる」で「目に物言わせる」とし、「目に威力を発揮させる」という意味で使うこともできますが、やはりそれだけでは「思い知らせる」という意味をあらわすことはできません。ということで、正解は2でした。

相手の目に見せつけて思い知らせる=「目に物見せる」

自分の目に物を言わして気持ちを伝える=「目に物言わす」

です。「目に物言わせる」という慣用句はないとご記憶ください。

スポンサードリンク

正解

2

このページの先頭へ

ブログパーツ