第30問 「気が置けない」の意味


「気が置けない」の意味

問題

「気が置けない」を適切に使っているのはどちらでしょう?

  1. かつては親友だったというのに、すっかり気が置けない間柄になってしまった。
  2. 彼とは十年来の親友で、気が置けない間柄だ。

解説

「気が置けない」は「遠慮したり気をつかったりする必要がなく、心からうちとけたようす」という意味を持つ慣用句です。

「気が置けない間柄」というと、「遠慮したり気をつかったりする必要がない間柄」すなわち「うちとけて気楽に付き合える間柄」ということになります。

「置く」には「間をおく、へだてる」という意味があります。そして「気が置ける」の「置ける」は「置くことができる」ではなく「しぜんと置かれてしまう」という意味です。

「気が置かれてしまう」=「気持ちがへだたってしまう」すなわち「うちとけていない」ということなのですが、「気が置けない」は、それがない状態、つまり「うちとけている」ということになるわけですね。

1「かつては親友だったというのに、すっかり気がおけない間柄になってしまった」のように、「気が置けない」を「信用できない、油断できない」という意味で使っている例を見かけますが、それは誤用です。

このような誤用があるのは、おそらく「気が許せない」「気が知れない」など、同じく「気」で始まり「ない」で終わる他の言葉と混同してしまったことが原因ではないでしょうか(私見です)。

また、「気が置けない」を「気持ちをそこに据えることができない」と解してしまったことが原因かもしれませんね。

「気が置けない」は、「気持ちを置く(据える)ことができない」=「心を許せない」ではなく、「気持ちが置かれる(へだたる)ことがない」=「うちとけている」という意味です。

ということで、「気が置けない」を正しく使っているのは、2「彼とは十年来の親友で、気がおけない間柄だ」でした。

「気が置けない」=「遠慮がない、うちとけた」です。

「信用できない、油断できない」ではありませんので、くれぐれも「あなたは気が置けない人ですね」と言われて怒ってしまわないようご注意ください。

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正解

2

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