第32問 大切に育てるのは「手塩にかける」?「手塩をかける」?


大切に育てるのは「手塩にかける」?「手塩をかける」?

問題

(  )に入る言葉として適切なのはどちらでしょう?

(  )作り上げたホームページが検索結果上位から消えた。

  1. 手塩にかけて
  2. 手塩をかけて

解説

「手塩(てしお)」とは、昔の食膳に添えられた少量の塩のことです。

もともとは、不浄なものを祓うために添えられたものですが、好みに合わせて料理の塩加減を調節するというためにも用いられました。

そこから、人任せにしないで、みずから面倒を見ることを「手塩にかける」と言うようになったといいます。

「手塩にかけて育てた子」「手塩にかけた盆栽」などのように「みずからいろいろと世話をして大切に育てる」という意味で使われます。

「手塩をかける」は誤用とされています。

ウェブで「手塩をかける」と検索してみましたら、「職人が手塩をかけた木造の家」「植木に手塩をかける」などがありました。

これらは、おそらく「手をかける」「手間をかける」と「手塩にかける」の混同ではないかと思われます。

ただ、語源からすると、「手塩をかける」でもよさそうなものですよね。なぜ「を」ではなく「に」なのか。

何となく「に」の方が「みずから」とか「大切に」という意味合いが伝わっていいような気はするのですが、それはなぜなのか、ちょっとつかみ損ねてしまいました。

とりあえず、「手塩にかける」が適切とご記憶ください。

ちなみに、検索して見つかった用例には、「料理人が直接手塩をかける店」というものもありました。これは「手塩にかける」の誤用なのか、それとも料理人がテーブルについて「手塩」をかけてくれる店なのか。

後者だとしたら、なんともぜいたくな話です。

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正解

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