第34問 人に疑われないよう「李下に冠を正す」?「李下に冠を正さず」?


人に疑われないよう「李下に冠を正す」?「李下に冠を正さず」?

問題

(  )に入る語句として適切なのはどちらでしょう?

人に疑われるようなことがないように行動しなさい。「李下に冠を(  )」と言うでしょ。

  1. 正す
  2. 正さず

解説

短縮して「李下の冠(りかのかんむり)」と言われることもあることわざの問題です。

「李下」とは、すももの木の下のことです。

「すももの木の下で、まがった冠を直そうと手を上げると、すももを盗むのかと疑われるから、冠を直さない」という意味で、「人の疑いを招きやすい行為は避ける方がよい」というたとえに使われます。

「直さない」というのですから「李下に冠を(  )」の(  )に入るのは「正さず」ですね。というわけで、正解は2でした。

「李下に冠を正さず」の出典は、古い中国の歌「君子行」です。立派な人とは何をすべきで何をすべきではないかを説いた、当時の処世訓のようなものです。

「李下に冠を正さず」の前には、

「君子たるもの、人から疑われるような事は未然に防ぎ、疑いを受けるようなところには、身を置かないものだ。瓜の畑では、しゃがみこんで靴をはくような仕草をすべきではない」

という一節がきます。

ちなみに「瓜の畑では~」の部分も「瓜田(かでん)に靴を納(い)れず」ということわざとなっています。

「瓜の畑でしゃがむと瓜を盗もうとしていると疑われるので、瓜畑で靴をはきなおすべきでない」という意味で、「李下に冠を正さず」と同じように用いられます。

まあ、すももの木も瓜畑も、現代日本ではそうそうお目にかかる機会はありませんが、「君子行」のエッセンスからは学ぶところがありそうです。

現代版をつくってみても面白そうですね。「ミニスカートの前で靴ひもを直さず」とか。

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正解

2

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