第5問 現代仮名遣いにおける「は」と「わ」の使い分け


現代仮名遣いにおける「は」と「わ」の使い分け

問題

ひらがな遣いが適切なのはどちらでしょう?

  1. 雨は降るわ忘れ物はするわで、えらい目にあったよ。
  2. 雨は降るは忘れ物はするはで、えらい目にあったよ。

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解説

現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころを示すものとして、代表的なものが、昭和61年の内閣告示「現代仮名遣い」です(ちなみに、当時の首相は中曽根さん)。

「現代仮名遣い」は、「は」と「わ」の使い分けについて、原則「助詞の『は』は『は』と書く」としています。

具体例としてあげられているのは、「今日は日曜です」「山では雪が降りました」「あるいは」「または」「もしくは」「いずれは」「さては」「ついては」「ではさようなら」「とはいえ」「これはこれは」「こんにちは」「こんばんは」などです。

とすると、「雨は降る(  )忘れ物はする(  )」の(  )にも「は」が入りそうなものですが、同訓示は「注意 次のようなものは、この例にあたらないものとする」として例外をいくつかあげており、その中に「雨も降るわ風も吹くわ」「来るわ来るわ」が入っています。

なぜ例外とされるのか、その理由については諸説あるようですが、ともかく「現代仮名遣い」に従って表記すると「雨は降るわ忘れ物はするわ」が適切ということになります。

「現代仮名遣い」については、歴史的な日本語を破壊するものである、語源がわからなくなる、などの批判があるようですが、あくまでも

「法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころ」

であって、

「科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない」

と前書きにも書いてあることですし、とりあえず「押さえておくと公的文書を書くときに迷わない基準」という程度の認識でいいんではないかなーと思います。

ただ、「個々人の表記」が新聞や雑誌で発表されるときにはどうなるんだろうなーとか、そもそも「一般の社会生活」って何だろうなーという疑問は尽きないところではありますが。

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正解

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