第6問 現代仮名遣いにおける「ず」と「づ」の使い分け


現代仮名遣いにおける「ず」と「づ」の使い分け

問題

1~3のうち、一つだけ読み仮名の表記が正しいものがあります。どれでしょう?

  1. 片付く(かたずく)
  2. 築く(きずく)
  3. 基く(もとずく)

解説

「す」「つ」が濁ったものである「ず」「づ」は、読んだら同じ「zu」という音ですので、表記に迷う場合があります。

現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころとされる「現代仮名遣い」(昭和61年内閣告示)は、歴史的に「づ」と表記されてきた「zu」も「ず」と表記することとしてしています。

この原則に従うと、「よろづ」は「よろず」、「みづ」は「みず」と表記することになります。

ただ、「現代仮名遣い」は、表記の慣習を尊重して、いくつかの例外を設けています。

例外のうちのひとつが、「二語の連合によって生じた『zu』」です。

「遣い」「包み」「詰め」「強い」「つく」「月」などの語の「つ」は、他の語の下につくと「zu」の音になります。例えば「小遣い」「小包」「袋詰め」「気付く」「小突く」「三日月」という具合ですね。

さて、「zu」は、「現代仮名遣い」の原則によると「ず」と表記することになるのですが、二語の連合によって「zu」となった場合は、例外的に「づ」と表記します。

よって、上に例としてあげた語は「こずかい」ではなく「こづかい」、「ふくろずめ」ではなく「ふくろづめ」、「みかずき」ではなく「みかづき」などと表記します。

さて、以上をふまえた上で、お題の選択肢をみてみますと、1「片付く」は「片+つく」ですので「かたづく」、3「基く」は「基+つく」と二語の連合に当たりますので「もとづく」が適切な表記ということになります。

2「築く」は、ひとつの語ですので、原則どおり「きずく」となります。

ということで、読み仮名の表記が適切なのは2の「築く(きずく)」でした。

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正解

2

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