第9問 現代仮名遣いにおける「ず」と「づ」、「じ」と「ぢ」の使い分け


現代仮名遣いにおける「ず」と「づ」、「じ」と「ぢ」の使い分け

問題

[ ]内の「づ」と「ず」の使い方が「現代仮名遣い」に照らして適切なものはどれでしょう?

  1. [少しづつ]よくなっているので、安心してくださいね。
  2. ここのところ、土日も[働きづめ]で嫌になってしまいます。
  3. 画像が粗くて[分かりずらい]と思いますが、ご了承ください。
  4. そのメロディに、一瞬にして心を[わしずかみ]にされた。
  5. プレゼンの日が、[まじか]に迫ってきたので少々焦り気味です。

解説

「現代仮名遣い」とは、昭和61年の内閣告示で、「一般の社会生活において現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころ」とされる表記の指針のことです。

「現代仮名遣い」に関する内閣告示及び内閣訓令について

国民にその通りの表記を強要するものではありませんが、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送などにおいては、これにのっとった表記が望ましいとされているようです。

さて、「現代仮名遣い」によると、「zu」「zi」という音は、原則「ず」「じ」と表記されます。

この原則によると、1の「少しづつ」は「少しずつ」という表記が適切ということになります。

以下、この原則を適用すると、2の「働きづめ」は誤りで、3「分かりずらい」4「鷲ずかみ」5「まじか」は適切ということになりそうですが、そうではありません。

「現代仮名遣い」は、表記の慣習を尊重した特例を設けています。

その特例のひとつが、

・二語の連合によって生じた「zu」「zi」は「づ」「ぢ」と表記する

というものです。

2~5は、いずれも二語の連合でできていますので、この特例が適用され、

「働き」+「詰め(つめ)」は「働きづめ」
「分かる」+「つらい」は「分かりづらい」
「鷲(わし)」+「掴み(つかみ)」は「鷲づかみ」
「間」+「近(ちか)」は「まぢか」

と表記することになります。

ということで、1「少しづつ」2「働きづめ」3「分かりずらい」4「鷲ずかみ」5「まじか」のうち、適切なのは、2「働きづめ」でした。

分かりづらい場合は、二語にばらしてみて、「つらい」「つかむ」のように、単独で用いられる場合の表記が「つ」「ち」であれば「づ」「ぢ」と表記する、とご記憶ください。

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正解

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