第4問 「プロパー」の意味


「プロパー」の意味

問題

「プロパー」の使い方が不適切なものはどれでしょう?

  1. 彼はてっきりプロパーだと思っていたけど、契約社員らしい。
  2. あんな高いブランド、プロパーじゃないととても買えない。
  3. 僕は経営学プロパーではないので、詳しいことはわかりかねます。

解説

「プロパー(proper)」とは、「適した」「正しい」「正規の」「固有の」など、たくさんの意味を持つ英語の形容詞です。

カタカナ語として日本語に取り入れられた「プロパー」も、同様にたくさんの意味を持っています。何を指して「プロパー」というのかは業界によって異なりますし、また、同じ業界でも、文脈によって指すものが違う場合がありますので注意が必要です。

1「彼はてっきりプロパーだと思っていたけど」の「プロパー」は「正社員」という意味です。さまざまな業界・職場の内部で使われているようですね。

「プロパー社員」ともいいます。新卒・中途を問わず正規雇用の社員を指す場合もありますし、新卒で正社員として採用された人のみを指す場合もあります。

3の「経営学プロパー」は「経営学専攻」と言い換えることができます。また、学問の世界では「○○学プロパーの問題」などというように「プロパー」を使うこともありますが、これは「○○学固有の」とか「○○学特有の」という理解でいいようです。

2のように「プロパーで買う」という文脈で登場する「プロパー」は「正規価格」のことで、主に服飾業界で使われています。お題の文にあてはめてみると「あんな高いものは正規価格じゃないと買えない」と言っていることになり、これはおかしいですね。

ということで、「プロパー」の用法として不適切なのは、2「あんな高いブランド、プロパーじゃないととても買えない」でした。「プロパーではとても買えない」ならOKです。

さて、「プロパー」の意味・用法は他にもあります。

例えば、金融業界で使われる「プロパー融資」「プロパーカード」の「プロパー」は「その金融機関独自の」という意味ですし、メーカーや流通業界で使われる「プロパー商品」の「プロパー」は「正規の」という意味です。

非常にややこしいですが、まあだいたい「正規の」「固有の」に置き換えればいいんだなーという程度の理解でかまわないと思います。

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正解

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