第5問 「パラダイム」の意味


「パラダイム」の意味

問題

「パラダイム」を適切に使っている文はどれでしょう?

  1. 大量消費社会から持続可能な社会へというパラダイムが起きている
  2. 現状を打開するにはパラダイムの転換をなしとげる必要がある
  3. 開始から成果があらわれるまでには若干のパラダイムがあるだろう

スポンサードリンク

解説

どの時代にも、どの分野にも、そこに属する多くの人に共有され、従うべきであると考えられている規範があります。

もちろん、そういった規範として採用されるものの見方、考え方は、時代にともなって変わっていきますが、その変化は、えてしてゆるやかなものです。

ところが、ある発見や事件がきっかけで、昨日まで従うべきであると考えられていた規範が捨て去られ、まったく相容れない新しい規範に取って代わられるという、劇的な変化が起こることがあります。

これを「パラダイムの転換」「パラダイムシフト」「パラダイムチェンジ」などと言います。

「かつて、天文学の分野では、天動説から地動説へというパラダイムシフトがあった」「現状を打開するにはパラダイムの転換をなしとげる必要がある」などと用います。

このように、なんらかの革命的な変化を語るときに用いられる語ですので、「パラダイム」自体に「革命」「転換」「激変」などという意味を与えてしまいがちですが、「パラダイム」自体にはそのような意味はありません。

「パラダイム」とは、単に「ある時代において支配的な考え方や認識の枠組み」を意味する言葉です。ですので、1のように「パラダイムが起こった」、また3のように「若干のパラダイムがある」言ってしまっては意味が通じません(3はさしずめ「タイムラグ」でしょうね)。

ということで、正解は2でした。

以前であれば「抜本的改革」「革新的変化」「構造的改革」などの語が使われていた場面で、「パラダイムの転換」「パラダイムシフト」が使われるようになったと考えていいかと思われます。

スポンサードリンク

正解

2

このページの先頭へ