第52問 「暮れなずむ」の意味と使い方


「暮れなずむ」の意味と使い方

問題

「暮れなずむ」を正しく使っているのはどちらでしょう?

  1. 暮れなずむ春の空の下では、いつまでも散歩ができそうだ
  2. 3月はまだ暮れなずむのが早く、この時間はもう真っ暗だ

解説

卒業式シーズンには必ず耳にすると言っても過言ではない海援隊の名曲『贈る言葉』。

その歌いだしのフレーズ「暮れなずむ町の 光と影の中」でおなじみの「暮れなずむ」ですが、さて、「暮れなずむ」って一体どんな状態なんでしょう?まずは「なずむ」の意味から探ってみました。

「なずむ」は、漢字で「泥む(または滞む)」と書きます。

「物事がはかばかしく進まないでいること、とどこおること」を意味します。ぬかるんだ泥道で、なかなか前に進めない状態をイメージしていただくと、わかりやすいのではないでしょうか。

「暮れなずむ」は、日が暮れるのがとどこおっている状態、すなわち、「日が暮れそうでなかなか暮れないでいる」状態をです。つまり、まだ、日は暮れていないわけですね。

よって選択肢2の「暮れなずむのが早く、この時間はもう真っ暗」という使い方は不適切ということになります。

ということで、正解は1「暮れなずむ春の空の下では、いつまでも散歩ができそうだ」でした。

「なずむ」は「馴染む(なじむ)」と語感が似ており、また実際「馴染む」という意味も持っていますが、「暮れなずむ」と言う場合の「なずむ」は「なかなか進まない」という意味です。

「暮れた状態がなじんだ」すなわち「日が暮れたこと」ではなく、「暮がなかなか進まない」すなわち「なかなか日が暮れない」とご記憶ください。

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正解

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