第69問 「圧倒的」の意味と使い方


「圧倒的」の意味と使い方

問題

「圧倒的」の使い方が適切なのはどれでしょう?

  1. 圧倒的に人手不足なので、納期に間に合いそうもありません。
  2. 先日のソフトボール大会で、我がチームは圧倒的な勝利をおさめた。
  3. 圧倒的な弱さで負けてしまい、悔しいという気持ちも起こらない。

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解説

「圧倒(あっとう)」とは、「はるかにすぐれた力や勢力で、相手を押さえつけること」という意味の言葉です。

多く「する」「される」をつけて、「圧倒する」「圧倒される」という形で用いられます。例えば、「競合他社を圧倒する販売力を持つ」「彼女のあの迫力には圧倒された」という具合です。

「圧倒的」は、他を圧倒している状態、すなわち、「他と比べられないほど優勢であるようす」を表します。

ですので、「圧倒的な」「圧倒的に」に続く言葉として適切なのは、「支持を得る」「勝利を収める」「優れた性能」「強い」「美しい」など、一般的にすぐれた性質やプラス方向の動作を表す言葉です。

「圧倒的な弱さ」「圧倒的に駄目」「圧倒的に人出不足」「圧倒的に負ける」などという表現を見たり聞いたりすることがありますが、そのように、劣った性質、マイナス方向の動作を強めて言うために「圧倒的」を用いるのは本来の使い方ではありません。

こういった不適切な用法は、おそらく「他と比べられないほど」という意味だけを「圧倒的」に与えた結果、生まれたものなんでしょうね。

「圧倒的」=「他と比べられないほど優勢」というように「優勢」というところまでご記憶いただくと、間違えることはないかと思います。

ということで、正解は「我がチームは圧倒的な勝利をおさめた」と言っている2でした。

ただ、「弱い」「駄目」などが好ましい性質と考えられている場合は、「圧倒的な弱さ」「圧倒的に駄目」が、あながち間違いとは言えない場面もあるような気もしますが…まあ、あらたまった場面では使わない方が無難でしょう。

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正解

2

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