第73問 「お裾分け」の意味と使い方


「お裾分け」の意味と使い方

問題

「お裾分け」の使い方として、より適切なのはどちらでしょう?

  1. 部長がお持ちになった筍のお裾分けにあずかりました。おいしかったです。
  2. 部長、実家から筍が大量に送られてきましたので、ほんのお裾分けです。

解説

「お裾分け(おすそわけ)」は、「もらいものや利益を、さらに他の者に分け与えること」という意味の言葉「裾分け」に「お」をつけて丁寧に表現したものです。

「裾分け」とは、長くて余っている着物の裾を分けること、転じて「余り物を分け与える」という意味です。よって、目上の人に物を差し上げる際に使うのは適切ではありません。

最近、「お裾分け」を、他人に物を分配する際の丁寧な表現として用いる向きもありますが、2のように、部長に物を差し上げる際に「ほんのお裾分けです」などと言うのは、控えた方が無難でしょう。

ということで、「お裾分け」の使い方として、より適切なのは1 「部長がお持ちになった筍のお裾分けにあずかりました」でした。

なお、「お裾分け」と似た言葉に「お福分け」があり、これは目上の人に対して使ってもいいという話ですが、言葉自体が一般的ではないので、相手が「???」となってしまう可能性があります。

よほど人間のできた上司でない限り、部下に自分の知らない言葉を使われるのは不愉快なものですので、やはり避けた方が無難でしょう。

私見ですが、目上の人に物を分配する際には、「よろしかったら、おひとついかがですか?」などと、相手の判断を仰ぎ、受け取ってもらうという表現にした方がよいかと思われます。

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正解

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