第64問 無事に乗り切るのは「大過なく」?「大禍なく」?


無事に乗り切るのは「大過なく」?「大禍なく」?

問題

(  )内を漢字にしたものとして、適切なのはどちらでしょう?

・皆のおかげで連休の繁忙期を(たいか)なく乗り切ることができました。

  1. 大過
  2. 大禍

スポンサードリンク

解説

「大過」には、「大きなあやまち」「大変な失敗」という意味があります。「過」という漢字が、「過ち(あやまち)」や「過失」などの言葉に用いられることを考えるとわかりやすいですよね。

他方、字の形が似ており、同じ「か」をいう読みを持つ「禍」は、訓読みにすると「わざわい」で、「人に不幸をもたらす物事や、その結果である不幸な出来事」という意味を持っています。

「大」をつけて「大禍」とすると、文字通り「大きなわざわい」「大きな災難」という意味になります。

「大過」も「大禍」も、ないにこしたことはありませんので、お題の文章の(  )内にはどちらの言葉をあててもいいような気がしますよね。

しかし、「~なく過ごす」「~なく終わる」「~なく乗り切る」という表現をする場合は、「大過」と表記するのが一般的です。

特に、退職や任期満了など何かの役目を終えた後の挨拶は、「大過」を使って「大過なく役を務めることが出来ました」などとするのが型となっています。

「大禍なく役を務めることが出来ました」などと書いてしまうと、「そりゃ幸運だったねえ」などと嫌味を言われてしまいかねないのでご注意ください。

ということで、「皆のおかげで連休の繁忙期を(たいか)なく乗り切ることができました。」の(  )内を漢字にしたものとして適切なのは、1「大過」でした。

スポンサードリンク

正解

1

このページの先頭へ