第29問 「許してください」は敬語でどう言う?


「許してください」は敬語でどう言う?

問題

(  )内に入るものとして適切な表現はどれでしょう?

・この度の不手際について、お詫び申し上げます。どうぞ(  )。

  1. ご容赦してください
  2. ご容赦ください
  3. お許ししてください

解説

上に立つ相手に対して、「許してください」という場面です。「許す」「容赦する(=許す)」は、相手のすることなので、尊敬語を使っていう必要がありますね。
さて、1~3はいずれも「許す」「容赦する」を敬語の型にあてはめたものですが、どれが正しいでしょうか。

1「ご容赦してください」は「容赦する」を「ご~する」という敬語の型にあてはめ、「ご容赦する」とした上で、お願いの表現「~てください」をつけたものです。

3「お許ししてください」も、同様に「許す」を「お~する」という敬語の型にあてはめ、「お許しする」とした上で、「~てください」をつけています。

これらは一見、正しい敬語として通用しそうですね。でも、実は大間違いなんです。

というのは、「ご~する」「お~する」は、敬語は敬語でも、上に立つ相手のすることを敬って言う尊敬語ではなく、自分のすることをへりくだって言う謙譲語の型。上に立つ人のすることを、謙譲語を使って言っては怒られてしまいますよね。

では、2「ご容赦ください」は、どうなのかというと、これは「容赦する」を「ご~くださる」という尊敬語の型にあてはめ、「ご容赦くださる」とした上で、お願いの形にしたもので、正しい敬語です。

謙譲語の型「お(ご)~する」に「~てください」をつけた「お(ご)~してください」と、尊敬語の型「お(ご)~くださる」をお願いの形にした「お(ご)~ください」は、よく似ていますが、意味は全く違いますので気をつけましょう。

とりあえず、「して」が入っていないほうが尊敬語、と憶えてください。

○「ご容赦ください」「お許しください」

×「ご容赦してください」「お許ししてください」

です。ということで、正解は2「ご容赦ください」でした。

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正解

2

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