第30問 「待つ」の尊敬語と謙譲語


「待つ」の尊敬語と謙譲語

問題

敬語の使い方が適切なのはどちらでしょう?

  1. お客様、お連れ様が玄関でお待ちしております。
  2. お客様、お連れ様が玄関でお待ちです。

スポンサードリンク

解説

「待っている」のは、話し手が呼びかけているところの「お客様」、つまり話し手にとって目上の人サイドに属する「お連れ様」です。

敬語使用上、目上の人サイドに属する人は、やはり目上とみなすことになっていますので、「お連れ様」のすることは尊敬語を使って言うのが適切です。

「待つ」の尊敬語は、「待つ」を尊敬語の型「お~になる」にあてはめた「お待ちになる」もしくは尊敬語の型「お~だ」にあてはめた「お待ちだ」です。

1「お待ちしております」は「待っている」の「待つ」と「いる」をそれぞれ謙譲語にしたものです。

「待つ」を謙譲語の型「お~する」にあてはめて「お待ちする」としたものと、「いる」の謙譲語「おる」の連結。お客様のお連れ様の行為を謙譲語を使って言ってはいけませんね。

ということで、正解は2「お客様、お連れ様が玄関でお待ちです」でした。

ちなみに、尊敬語の型「お~になる」を使って、「待っている」という意味を表したい場合は「お待ちになっています」と言います。

より丁寧に言いたい場合は、「待つ」と「いる」をそれぞれ尊敬語「お待ちになる」と「いらっしゃる」とし、「お待ちになっていらっしゃいます」と言います。

「お待ちになっていらっしゃいます」は、少しくどいですが、「敬語の連結」と呼ばれるもので、あの悪名高き二重敬語とは違うようですので、安心してお使いください。

(参考:文化審議会国語分科会「敬語の指針」)

スポンサードリンク

正解

2

このページの先頭へ