第31問 上司の不在をその家族に伝える際の敬語表現


上司の不在をその家族に伝える際の敬語表現

問題

上司である鈴木部長の奥様から、会社に電話がありました。部長は席を外しています。電話の応対として正しいのはどちらでしょう?

  1. 鈴木部長は、ただいま席を外していらっしゃいます。
  2. 鈴木は、ただいま席を外しております。

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解説

上司は、あなたにとって目上の人にあたるとされています。上司と話しているときは、その上司のすることや、その上司についてのものごとを、尊敬語を使って言います。

たとえば鈴木部長本人に対して「部長が席を外す」ということを言う場合は、「部長が席を外していらっしゃる」となります。

ところが、取引先の人や顧客などと話していて、自分の上司について何か言うときは、上司のすること、ものごとについて謙譲語を使います。

例えば、「鈴木部長が席を外している」は、「鈴木は、席を外しております」と、謙譲語を使って言うのが適切です。社外の人との関係では、上司のことを同じ会社の人間として自分と同列にみなすというのが敬語の約束だからです。

 株式会社××の田中さん
   ↑
(自分=鈴木部長)株式会社○○

では、同じ社外の人と話す場面でも、相手がその上司の奥さんの場合はどうでしょう?

電話をしてきた奥さんは、社外の人ですので、あなたにとって目上の人にあたります。ですので、奥さんと話すときに、奥さん本人のことについて言うときは、尊敬語を使います。例えば「お元気でいらっしゃいますか」という具合です。

それと同様に、話に登場する奥さんのご主人、すなわち部長についても尊敬語を使います。目上の人の家族は、目上の人と同列にみなすというルールがあるからです。

奥様=鈴木部長
  ↑
 自 分

という図式です。

よって、「鈴木部長は席を外している」は、「鈴木部長は、席を外していらっしゃいます」となります。ということで、正解は1でした。

同じく社外の人に対して「鈴木部長が席を外している」と言う場面でも、取引先や顧客の人に対しては「鈴木は、ただいま席を外しております」部長の奥さんに対しては「鈴木部長は、席を外していらっしゃいます」と、言い方が変わりますのでご注意ください。

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正解

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