第37問 「おいとまする」の意味と正しい使い方


「おいとまする」の意味と正しい使い方

問題

会社の先輩と上司の家をたずねました。先輩に「そろそろ帰ろう」という意味のことを言いたいのですが、適切なのはどれでしょう?

  1. 先輩、そろそろおいとましましょうか
  2. 先輩、そろそろおいとましませんか
  3. 先輩、そろそろお帰りになりませんか

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解説

先輩と共に上司宅にお邪魔している場面です。

そのような場面の敬語の使い方としては、先輩とともに上司を目上の人として立てつつ、先輩にも敬意を払った表現をするのが適切とされていますので、なかなか厄介です。

まず、上司の家から「帰る」ことを「おいとまする」と言うか「お帰りになる」と言うかの問題ですが、お題の場面では「おいとまする」が適切です。

自分が目上の人のところから帰ることを「おいとまする」と言います。

先輩は、自分にとって目上の人にあたりますので、先輩と1対1の関係では先輩が帰ることは尊敬語を使って「お帰りになる」と言います。

しかし、上司との関係においては、先輩を自分とを同等に扱うのが原則とされていますので、先輩が「帰る」ことも「おいとまする」と言うのが適切です。

では、次に「おいとまする」だとして、その後に続くのが「しませんか」なのか「しましょうか」なのかという問題です。

ともに先輩にすすめる、誘いかけるという表現ですが、「しませんか」と言うと、自分とともに「おいとまする」ことをしないか、ということになり強制的に自分と同列に立たせようというニュアンスが生まれてしまいます。

これでは、先輩はあまりいい気はしないでしょうね。

他方、「しましょうか」というのも、「おいとまする」という行動を共にすることを提案してはいるのですが、「しませんか」に比べて印象がやわらかく、取りようによっては、自分しか主体にしていないようにも聞こえますので、こちらの方が無難かと思われます。

ということで、最も適切なのは、1「先輩、そろそろおいとましましょうか」でした。

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正解

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